世の中に新しい価値を提供できる「唯一無二のブランド」を100社生み出す
齋藤晃デザイン室は、新たな価値を社会に届け、人と企業が自分らしく輝ける未来をともに築くことを目指し、このビジョンを掲げています。
それは、唯一無二のブランドを持つ企業を100社生み出すこと。単なる数値目標ではなく、社会に対して100の価値ある問いを投げかけていきたいという想いを込めています。
このビジョンの根底にある思いは、ただひとつ。「価値あるものが、正当に評価され、必要とする人にきちんと届く世の中にしたい」という願いです。
では、なぜ「唯一無二のブランドづくり」に取り組むのか?その背景を踏まえ、私がこのビジョンを追い続ける理由は、大きく5つあります。
①「良いものが埋もれる世の中」に違和感があるから
30年以上にわたりデザインの現場に携わる中で、私は何度も次のような状況に直面してきました。
たとえば、
・職人の高い技術があるのに、発信方法がわからない
・顧客のことを思って開発した商品なのに、うまく言葉にできない
・素晴らしいアイデアなのに、世の中に届かない
本当に価値のあるものほど、埋もれてしまう。そんな現実に、私はずっと違和感を抱いてきました。
だからこそ、そうした状況を変えたくてまだ知られていない価値を見つけ出し、磨き上げ、「ブランド」という形にして世の中に送り出すことに、使命を感じています。
②「差別化」ではなく「独自化」こそが、これからの時代を生き抜く鍵だと感じるから
モノやサービスがあふれ、市場がすでに飽和している今。価格競争に巻き込まれないためには、「他とどう違うか」ではなく、「自分にしかできないこと」が、これまで以上に重要になります。
唯一無二のブランドを創ることで、自分の土俵で活躍できる起業家や企業を増やしたいと考えています。
その土俵とは、誰かと奪い合う市場ではなく、自分自身の想いや強みから生まれた、誰とも競わない独自の領域です。独自性こそが、これからの最大の強みになると確信しています。
③「ブランド=人生そのもの」だと考えているから
ブランドは、ロゴや色などの見た目だけで決まるものではありません。
・どんな価値観を持ち
・誰のために存在し
・どんな未来を描こうとしているのか
個人や企業が「どうありたいか」という生き方そのものが、ブランドに反映されるものだと考えています。
私たちは、ビジュアル制作に入る前に、その想い・背景・本質と徹底的に向き合い、まずは言葉にすることから始めます。見た目を作るのは、そのずっとあとです。
ブランドづくりとは、人生をかたちにすることでもあるのです。
④ ブランドには、社会の価値観を変える力があるから
ブランドは、「何を大切にするのか」という問いを社会に投げかける存在です。
ひとつのブランドのあり方が変わることで、社会全体の価値観も少しずつ変わっていきます。
たとえば、
・「安さ」よりも「想い」に共感して選ばれる時代へ
・「売ること」ではなく、「届けたい価値」が原動力になる世界へ
ブランドが社会に投げかけるメッセージは、人々の選択基準を変え、ビジネスのあり方さえも変えていきます。
そして最終的には、ビジネスが「人を幸せにする手段」となるような社会を、ブランディングを通じて実現したいと考えています。
100社の唯一無二のブランドは、100の価値ある問いであり、100の新しいストーリーでもあるのです。
⑤ キャリアの集大成として、社会に還元する段階にいるから
これまで積み重ねてきた経験。そのすべてを、今こそ社会に還元したいと考えています。
大量生産のようにブランドをつくるのではなく、一つひとつを丁寧に。対話を重ね、本質を見極めながら、ともに創り上げていきます。